はじめに
今までクラウドエンジニアが行っている仕事には興味が持てずに過ごしておりましたが、どうしても構築しなければならない案件が発生したので、はじめてクラウド環境を構築しました。
結論ある程度のIT基礎知識があればサーバや環境を構築するのはお手軽で容易です。
しかし基本は従量課金になるのでラーニングコストが少し割高なイメージを持ちました。
サーバ自体節約して低スペックにしたらその部分は安くなりますが、インターネット上に構築するのでセキュリティ等を加味してVPN等の設定を行うと料金が嵩みます。
まあ故障する確率は極めて低いので、そのことも考えると妥当な料金かもしれません。
クラウドは日本国内ではAmazonのAWS、MicrosoftのAzure、GoogleのGCPの3つが大きなシェアを占めておりますが、今回は私はAzureを選択しました。
どれを学べば良いのか悩んでいる人も多いと思いますので選択方法の考え方もお伝えします。
AWS・Azure・GCPの特徴と選択
まずは世界的なシェアをSynergy Researchの調査結果からみていきましょう。
やはりクラウドのパイオニアであるAWSがトップで最近ではMicrosoftのAzureも勢いを伸ばしております。
次にGoogleのGCPで、中国ではAlibabaが強く4位にランクインしております。
今回はAWS・Azure・GCPどれを取得したら良いのかを以下パターン別に紹介します。
- 企業内の情報システム部等の社内SEに就職や転職したい
- Web系やベンチャーのIT企業に就職や転職したい
- AIや機械学習を仕事にしたい
企業内の情報システム部等の社内SEに就職や転職したい
このパターンの場合のお勧めのクラウドはMicrosoftのAzureになります。
理由は企業で利用されているPCは大半がWindowsでWindowsとの親和性の高いAzureを選択するのが妥当です。
また企業ではWindowsでActive Directoryという仕組みを活用して、組織内のルールやポリシー等の一元管理を行っていることが多く、その仕組みと連携させるにはAzureでは可能となります。
よって企業の情報システム部や社内SEをめざすならAzureを学習するのをお勧めします。
Web系やベンチャーのIT企業に就職や転職したい
このパターンの場合のお勧めのクラウドはAmazonのAWSになります。
実際一番古くからあり、実績や活用事例が多いのはAWSになりますので、Web系企業等での活用もAWSはとても多いです。
またプログラミングスクール等でWebエンジニアになるために学習する環境でもAWSは多く利用されており、知っておくと便利です。
現に私が所属していたプログラミングスクールでもAWSが活用されてました。
AIや機械学習を仕事にしたい
このパターンの場合のお勧めのクラウドはGoogleのGCPになります。
AIや機械学習を機能はGoogleのGCPがとても優れています。
Speech-to-Textに代表されるようにとても精度が高い機械学習プログラムが利用できます。
Googleのサービスは誰もが利用しており、アカウントも多くの人がもっていると思いますので、サービスを利用するハードルも低いのかと思います。
クラウド環境構築の体験談(Azure)
業務で以前ヨーロッパにサーバを設置しており、そのサーバも老朽化しているのでリプレースを検討していましたが、どうしてもサーバを現地に置いておくとメンテナンス等が出来なかったり、故障時の心配もあるのでこの機にクラウドへ移すことにしました。
私自身サーバの基礎的な知識はありましたがクラウドの知識は全くありませんでしたので、まずは一カ月程度基礎知識を習得後に、その次の月にサーバやVPN構築しました。
1カ月間学習していたので、サーバの構はスムーズに問題なく終えることは出来ました。
構築した内容は以下になります。
- 仮想サーバ構築
- 仮想ネットワークとVPNの構築
- バックアップの構築
- コスト管理アラートの設定
ついでにAzureの資格(AZ-104)まで取得しました。
次項で私が一からクラウドを学習した方法やコンテンツを紹介します。
Azure構築の学習方法
前提条件としてのサーバ周りの知識はもっておりましたので、その辺は割愛します。
サーバ周りの勉強に関してはこちらの記事を参考にして下さい。
まずはUdemyでサーバ構築基礎を学び、もう少し知識を広げたかったので本を購入し幅広い知識を習得、最後にどうせなら資格も取得しておきたかったので問題集を購入しました。
【Udemyでクラウド構築体験】
Azure初級実践
↓
【本で幅広い知識の取得】
AZ-104対策本
↓
【問題集】
Azure問題集
結論約2カ月間でAzureの構築能力とAZ-104の資格を手に入れることが出来ました。
まとめ
元々ITエンジニアとしてインフラ系の知識がある人はクラウドの知識を取得して環境を構築するのは難しくないです。
もしITエンジニアの知識が全くない人はまずはサーバやネットワーク等のITインフラの知識取得を先に検討するほうが良いでしょう。
また三大クラウドに関して簡単な特徴を紹介しましたが、必要や機能に応じて各クラウドサービスを選択したら良いとは思いますが、インフラエンジニアとしてクラウドを専門で仕事を行うなら、AWS・Azure・GCPはすべて網羅しておき、ケースバイケースで提案出来るように準備しておくのも良いでしょう。
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