RPA(ロボティックプロセスオートメーション)の技術習得はITエンジニアの転職に有効か?

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はじめに

RPA(ロボティックプロセスオートメーション)とはPCで行う作業をソフトロボットを作成して人間の代わりにロボットが自動的に作業を行う仕組みです。
主にデータ入力や、データ収集などの自動化が可能で、作業者の工数削減や手間の軽減のために活用されます。

結論、RPA自体の技術習得はITエンジニアの転職にプラスにはなりますが、それでだけの技術アピールでは厳しいです

RPA自体プログラミングなしでエンドユーザでも作成出来ることが前提としてサービスが提供されております。
なので、エンジニア以外でも作成が出来て当然なのです。
しかし実際のところはエンジニアの知識がなければ良い仕組みのロボットを作成できないのも事実です。

RPAの種類を解説

日本で利用されている有名なRPAツールは以下4つになりそれぞれの特徴を簡単に解説します。

  • WinActor
  • Power Automate Desktop
  • UiPath
  • Bizrobo

WinActortとは

WinActorはNTTの関連会社が開発している純日本製で一番古くから存在して有名なRPAツールです。

実際すべてが日本語対応で日本人が作成しているので、日本人にとってとても納得しやすく出来ており、学習コストが低いことが特徴です。

私も業務でWinActorを利用しておりますが、一度覚えてしまえば、自動化ロボットを作成するのは特に苦ではありません。

また現場では実際に非エンジニアの人にもロボット作成に携わってもらてっますが、問題なく作成されております。

Power Automate Desktopとは

Power Automate DesktopとはMicrosoftが開発した比較的最近にリリースされたRPAソフトになります。

こちらは無償版も存在しており、比較的他のソフトと比べると情報もインターネット上に上がっており、まずは簡単に試してみたいと思う人にとっては良い仕組みだとは思います。

機能的には有料版を私自身が試したことがないので分からないですが、他の製品より弱いイメージがあります。

UiPathとは

UiPathとは世界的に有名で古くから存在しているソフトウェアでグローバルな分、少し日本語の情報が少なくてとっつきにくい印象はあります。

しかし出来ることは多く専門性も高いのでITエンジニアが習得するRPAツールとしはお勧めが出来ます。

また他のソフトとの連携等にも強い印象があります。

BizRoboとは

BizRoboも世界的にシェアが多いソフトウェアになり、私自身も2カ月間試用版を試してみましたが、WinActorよりは作成が難しく、UiPathよりも簡単なイメージです。

またソフト自体の性能もWinActorよりは上で、UiPathより下のイメージです。
※あくまでも個人的な感覚です。

1カ月もあればそこそこ作成出来るようになったので、非エンジニアでも頑張れば習得可能だと思います。

ITエンジニアが習得するべきRPAツールは?

ITエンジニアが習得するとなると世界的にもシェアが大きく、活用企業も多いUiPathが良いと思います。

また他の仕組みを開発していて手の届かないところはUiPathで開発するってのもありかと思います。

他にソフトに比べて学習の為の講座等も公開されてますので、学習はしやすいです。
また転職時にも他のソフトよりは有利になるかとは思います。

以下に学習コンテンツとRPA案件が見つかる可能性が高いITエンジニアフリーランス向けの案件サイトを紹介します。

【Udemy】
UdemyでUipathを学ぼう(初級編)
UdemyでUipathを学ぼう(中級編)
UdemyでUipathを学ぼう(上級編)

【RPA案件がみつかるかも】
Engineer-Route

RPAって結局使えるの?

私自身現場でユーザの声に答えるために導入しており、現場のユーザーからは面倒な作業が軽減されて喜ばれております

RPA自体はやはりロボットとはいえ実行するPCの調子やネットワーク環境の影響などを受けて処理が失敗することもありますので、しっかりと運用面までサポート出来ることが望ましいです。

以下簡単にRPAを活用している事例を紹介します。

  • Webのワークフローシステムから自動で進捗情報を抜き出し、対応が必要なユーザへ自動通知を行う。
  • 生産システムへの実績等の情報を自動で入力する。
  • 受注伝票の自動作成
  • 検査結果のメール自動通知

RPAでロボットを作成するには1ロボにつき工数が多く発生しても精々30時間くらいですので、それでユーザの一生分の作業の代わりが出来、喜ばれるのであれば良い仕事だと思います。

まとめ

今回はRPAについて紹介しましたが、RPAはノンプログラミングで非エンジニアでも作成できるのが良いとは思うのですが、やはり実際はITのことを良く知るエンジニアのサポートが必要になります。

最近は大手であればどこの企業でもRPAを取り入れているので転職や就職時に一定のアピールポイントになるのは確実です。

またPythonを取得したらエンジニアであれば、RPAで行う自動化はほとんどPythonで出来てしまいますので、Pythonを習得するのも良いでしょう。

Pythonは私が専門としてますので、エンジニアを目指すあなたはこちらの記事も参考にして学習してみてください。




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