ITエンジニアとしての躍進期と今後の展開(自分の想像を超えよう!)

工場 仕事の話題

はじめに

前回はITエンジニアとして悶々としていた不遇の時代を記事にしました。

今回は新規工場立ち上げのメンバーに加入して、ITエンジニアとして躍進した現在までのはなしをします。

結論はITエンジニアを始めた15年前の予想を超えた技術を身に着け、成長することができました。
その内容を以下のような流れではなします。

  • 新規工場立ち上げ時のネットワークやIT運用ルールの設定
  • Webシステム開発への挑戦
  • RPAやAI活用(DX)への取り組み

新規工場立ち上げ時のネットワークやIT運用ルールの設定

新規工場立ち上げを行うことで初めにやるべきことのミッションはネットワークの設計でした。

ネットワーク機器の設置や設定自体は業者が行うのですが、工場には設備を動かすためのネットワークやメールや通常業務で利用するネットワークをVLANという技術で分けたり、IPアドレスの帯域を検討したりと中心となる仕組みを考えました。

ネットワークに特に詳しい訳では無かったのですが、転職を考えている時期にネットワーク系の資格であるCCNAの勉強をしていたことが役に立ち、その辺の設計は難なくこなすことができました。

ITエンジニアに資格は不要論を唱えている人はいますが、資格取得の勉強は思わぬところでも役に立つことがあります。
CCNAについての資格取得についてはこちらの記事を参考にして下さい。

次にITを活用するにあたり、ルールが必要になります。
例えばサーバのアクセス権、PCの扱いや持ち出しのルール、その他アプリケーションのID申請等といった社内SEの基本的な業務や問い合わせ対応等を一人で行っていきました。
当時ユーザは約200人くらいでしたので、何とか一人で対応可能なレベルでした。
300人規模になると一人では厳しいと思います。

その他必要なオンプレミスサーバの構築などを行いながら基本的な社内SEのスキルを上達させていきました。

Webシステム開発への挑戦

そんなこんなで約4年間が過ぎた辺りから、業務の内容にも大きな進展もなく社内SE業務にも飽きが出てきました。

その時に自分はITエンジニアとしてサーバやネットワークの知識はある程度は獲得できていたが、アプリの仕組みに関してはまったく素人とうことが気がかりになりました。
同時にITエンジニアとして一人で一からアプリや仕組みを開発できるエンジニアになりたいとも思うようになりました。

いきなり難しいアプリは作れないのでまずは社内でのアンケートをデータベースに保存できるWebシステムを作成しました。
簡単なHTMLやCSSやJavascriptはネットの無料記事等で学習して、データベースに関しては会社から取得を推奨されていたオラクルマスターの勉強をしていたのでここでまた思わぬ資格勉強が役に立ちました。

とても簡単なアプリは作成することが出来たので、次はもっと業務で活用できるアプリを作成したいと思いました。

現場での作業をヒアリング等している中である在庫を管理する仕組みがMicrosoftのAccessで構築されており、開発者は既におらず改修もできずに困っているとう情報をキャッチしました。

そこで簡単な在庫管理Webアプリのプロトタイプ(試作)を作成し提案すると是非利用したいと現場の人が言ってくれて本格的に在庫管理アプリを作成することになりました。

内製で特に別料金で開発していたわけでは無いので、次から次へと改修の要望が来て最終的に落ち着くまで約2年間もかかりました…

ユーザが色々と要望を出しそれに答えて開発するプロセスを積んだお陰でそこそこのアプリ開発の能力がついたので、いまでは感謝しております。

ITエンジニアを始めた当時はプログラミングにはアレルギー反応を示しており、頭が良い人が行う仕事なので文系の自分でやることはないと思っておりました。
この時点で自分の想像を超えることができたなと思いました。

一人でアプリを作成するには色々な技術が必要ですので、私みたいに遠回りするのではなくオールインワンで学べるこちらの記事で書いたようなスクールに通うのがお勧めです。

RPAやAI活用(DX)への取り組み

Web開発もひと段落して更なる飛躍が欲しいところにDX化の波がやってきて、私自身も興味を示し始めました。
DXとはデジタルトランスフォーメーションの略で簡単に言えば、デジタル技術で業務の効率化や新たな価値や改革を進めていくような取り組みです。

まずは業務の効率化を目指しRPAを取り入れることにしました。
RPAとはロボティックプロセスオートメーションの略で人間が行っている単調な事務作業をソフトウェアロボットで自動化してしまう技術のことです。

現在現場ではWinActorというNTTグループが開発したアプリを利用して単純作業の自動化を進めております。
こちらの取り組みは既に成果が出ており運用も順調に行っております。
また内容は別の記事にして紹介したいと思います。

そして最近ではAIの学習に力を入れていたので、何とか現場で活用したいとの思いでプロトタイプ(試作)やデモを作成して製造現場での活用を視野に入れて紹介しております。

現在の目標はAIで製造現場の不具合改善等の大きなインパクトの残せる仕事ができればと思っております。

まとめ

ここに来て約10年という長い期間、工場立ち上げから同じ職場でステップアップを続けながら継続することが出来ました。

同じ現場でも自分自身で試行錯誤しながら成長できることも分かりました。
その結果ITエンジニアになった頃の想像を超える技術も身に付きました。

この先あとどれ位今の現場で働けるかは分かりませんが前に進める間は頑張ろうと思います。

現在はAI活用が最大の目標でそれ以外は見えておりませんが、また時代が変わり技術も変わればITエンジニアとしてそれを追いかけていくことが求められますし、もし追いかけることにモチベーションを保つことが出来なくなれば、ITエンジニアとしての潮時なのかなとも思います。

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