駆け出しの初級ITエンジニア(下積み)時代のはなし

駆け出しITエンジニア 仕事の話題

はじめに

まず私がITエンジニアを目指した理由に関してはこちらの記事を確認ください。

ITエンジニアとして初めて着任したのが、CADシステムの運用管理やサーバ監視といった役割でした。

初めてのITエンジニア約3年半働いたのですが、そこでの経験は今も大いに役立っております。

以下の順番に仕事のお話を進めたいと思います。

  • 初級ITエンジニアの仕事内容
  • 初級ITエンジニア経験で良かったことやメリット
  • 初級ITエンジニア経験で苦労したことやデメリット

初級ITエンジニアの仕事内容

まず私が配属された客先は大手重機を扱う大きな工場のCAD開発現場でした。

主にユーザが利用するCAD端末やサーバのお守が仕事で内容は以下になります。

  • サーバのシステム監視オペレーション
  • CAD機器の設置・導入
  • CAD機器の障害対応

内容を簡単に説明していきます。

サーバのシステム監視オペレーション

朝に他の社員が出勤する前に出社して(7:30分) CADの図面やデータを管理しているサーバを与えられたチェックシートを元に、自分のPCからリモート接続しコマンドを打って正常動作しているかを確認する作業です。

また当時はバックアップにDATやLTOという種類のテープを利用しておりました。
そのテープ交換なども行います。

基本的にはコマンドを打って異常があれば上席のエンジニアへ報告するという仕事です。

当時のシステムのサーバはUNIXだったのでコマンドの意味は始めはまったく分からずに作業していたが、独自に勉強したり慣れてくると自分で何を行っているのかを理解できるようになりました。

CAD機器の設置・導入

ユーザが開発に利用するCADのワークステーションを設定書とおりに設定して、設置するのが主な仕事です。
いわゆるキッティングです。

発注されたPCを箱から出して1台まずはイメージを作成し、そのイメージを元にクローンを何台も作成していくような仕事です。
多い時は100台近くのPCが入荷されるので、箱開けやPCを運び出す作業なので、かなりの肉体労働的な側面もある仕事です。

自分が所属していた拠点からそのPCを他の地域に送付し、設置するということも行っていたので、しばしば泊まり込みの出張も行っておりました。

慣れてくるとWindowsのバッチファイル等でセットアップ処理をまとめて行えるよう工夫しました。

CAD機器の障害対応

ユーザから不具合の連絡が入れば電話やメール、実際に機器を確認して障害の修復を行います。

確認してもしハードウェアに不具合があれば、修理業者を手配します。
ソフトや設定の問題であれば自分で修復します。

はじめは何も分からなかったけど、半年くらいしたらほとんどのことは自分で対応できるようになります。

時にはPCの中身を空けて確認するのでハードにも強くなります。

初級ITエンジニア経験で良かったことやメリット

自分が行っていた仕事はITエンジニアの初歩の仕事がつまっており、本当の基礎から仕事を学べたことが後々で大きな力になったと思いました。

オペレーションでUNIXに触れる機会があったので、興味を持ちLPICというLinuxの資格を取得したり、
障害対応ではネットワークのエラーも良くあったので、ネットワークの知識を深めるためにCCNAの資格に挑戦したりするきっかけにもなりました。

LPICに関してはこちらの記事も参考にしてください。
CCNAに関してはこちらの記事も参考にしてください。

私みたいな高卒で数学苦手な文系の人間が一からITエンジニアを目指す最初の仕事として恵まれていたと感じます。
多分いきなりプログラミング等の高度な内容を求められていたら挫折していたと思います。

客先常駐の仕事を良く言わないエンジニアもたくさん居ますが、基礎を学ぶ場としてはとても良いと思います。

このような職に就くにはお試しで派遣から応募するというやり方もありなので、ITエンジニアへまずは試しに派遣や紹介予定派遣から の記事も参考にしてください。

初級ITエンジニア経験で苦労したことやデメリット

一番のデメリットはシステムオペレーションです。
仕事内容で書いたように他の社員が出勤する前から作業を行う必要があったので、私は通勤に1時間45分かかったので始発の次の電車で行ってました。

システムオペレーションの仕事はこのように人が働かない時間に行う必要があり、私は経験してませんが夜勤とかも当たり前にあります。

またこのような仕事は2年も経てば完全に慣れてしまい退屈になります。
その時に職場異動や転職を考える時期となります。

退屈になってからの私は現場で利用しているExcelシートにマクロを勉強して組み込んでみたりと色々しておりましたが、やはり退屈でした。

まとめ

出勤時間が早かったり、体力を使ったりと色々な苦労もありましたが、紹介したような初級の仕事から行うこの時代があったので挫折しないITエンジニアライフを送れているのだと確信しております。

またその当時、何も分からない自分に一から教えて頂いた現場の皆様には今でも感謝しております。

その時代から約15年経って、駆け出し時に知っていれば便利だなと思う知識をまとめて本にしてるのでよければ確認してみて下さい。
kindle unlimitedでは無料で読めます。

次は不遇なITエンジニア時代を迎え転職活動を行うことになります。
続きはこちらの記事をご覧ください。

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